浪花のど根性!中古PC販売の仕組みを日本全国に広めたスゴい人

毎度!おおきに!儲かってまっか?
この独特の挨拶が、大阪では毎日、商店街に飛び交っている。
別に知り合いなわけではない。これが大阪人。これがナニワの商売人。
そんな市場で中古パソコンを売る仕組みを創り出したナニワの男がいる。
その名は榊 彰一(さかき しょういち)39歳。今や大阪をそして業界を代表する若手経営者。
それは決して順風満帆な経営人生でないのは確かだった。
しかし、そこはナニワの商人。会社を大きくするため奮起する。全ては社員のため。そして、お客様のため。
さあ、株式会社ブロードリンク代表取締役社長 榊彰一様の登場です!

「わからんことはとりあえずやってみたらええ。10のうち9は失敗するもんやし。いち早く取り組み、出来る限り早く失敗して、次に進め!」
社員の積極的な提案は必ず採用します。即実験し、いかに早く安く失敗をして多くを学ぶかが、私の経営スタンスです。その繰り返し。
当初、システム開発が中心基盤だった中、当社の中古パソコン販売事業拡大への原点は社員の一言。
「榊社長、甲子園球場のフリーマーケットスペースで中古パソコン売りませんか?」
早速畳2畳のスペースで、1月の寒空の下土日2日間の実験開始。結果、1日目売り上げゼロ。
2日目、終わりも終わりにたまたまPC画面のゲームに夢中となっていた子どもの父親を口説き倒してたった1台の売り上げ。それが初めてのお客さん。その父親が、ええこと言うてくれた。
父親「こんな100円のおもちゃ売ってるフリーマーケットで、数万円のパソコン売っても、売れるわけないやんけ、もっと売れる場所あるんちゃうか」ホンマや、その通りや…。また実験せなアカンな。

翌々週、社員が繁華街の良い場所を見つけてきた。ほな、実験開始やな。
結果、バカ売れ。ちょうどバブル崩壊直後で、新品のパソコンはとても高い。中高年の初心者層には、お手頃価格の中古パソコンで十分だ。
そんな需要はあるが、仕組みがない。仕組み、作りました。更にバカ売れしました。
でも、軌道に乗るまではホンマにホンマに資金繰りがしんどかった。
必殺“消費者金融ビル、上から下まで巡り”の技。
どこも限度額まで借りては返し返しては借りて危ないんちゃうかな~と思いながら。
ハラハラドキドキ、自己破産寸前でしたわ。しかし、絶対会社潰すわけにいかんしなあ。
やってからようやくわかることの連続でしたけどあきらめへんかったら、終わりは来ないということですね。絶対できるっていう自分の声が聞こえてやり続けただけ。
ホンマ、人の話に耳を傾けてとりあえずやってみる、そして自分を信じる。
これにつきますね。

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