【笹 幸恵】戦地を巡り、戦没者の慰霊を続けるスゴい人!

笹 幸恵

太平洋戦争について学校の教師から教えられた授業内容に疑問を持った。ここまでは、ほかにもたくさんいるかもしれない。でも、彼女は行動に移した。“自分の目で見てみよう!”それが、彼女の人生を変えるガダルカナル島に向かったきっかけ。
そこで目にしたものとは・・・。今や、戦争を経験した世代が少なくなり、本当の話を直接、聞くことは少なくなりつつある。でも、戦争の痕跡からも戦争の悲惨さを知ることはできる。生きたくても生きられなかった人々。彼らの歴史の上に自分の「生」がある…。
さあ、笹幸恵様の登場です!

「即行動」
学校の近代史の授業で「戦争をしていた人はみな悪い人。」と、言い切る先生を見て疑問を持ちました。その時思い出したのは戦時中、苦労をしていた祖父母。幼い頃、料理の手伝いをしていた時。厚く切ったジャガイモの皮を祖母が見て、「もったいない。戦争中は食べ物が無かったんだから。」と叱られました。ものの大切さを教えてくれた祖父母のような人を『悪い人』というのはピンと来ませんでした。本を読んで、当時のことを勉強しても、「漆黒の闇」も「飢餓」もいまいちイメージできない。
どうしても真実が見たくて日本軍の激戦地となったソロモン諸島ガダルカナル島に
渡りました。
そこで目撃したのは、ジャングルに放置された日本兵の大腿骨。朽ちていく慰霊碑。
歴史への「無知」を思い知らされた。何でこんな状況が目の前にあるのか?戦後65年間も遺骨をほったらかしにしている国、いえ、何も知らず、行動していなかった自分に対しても、怒りが込みあげてきました。
それ以来、かつての戦地に足を運び、慰霊を行い、遺骨収集に尽力することがライフワークになりました。
悩む前に行動に移して良かったと思いました。知る喜び。父祖たちの存在を悼む気持ち。彼らが生きたかったであろう時代に生きている自分という存在。
ただ、それだけで有り難い。すると大抵の悩みは吹っ飛ぶ。尊い命を捧げた人たちに
恥ずかしくない自分でありたいと思う。
たくさんの人から、戦争の話を聞いてもっともっと戦地へと訪れたい。そして自分がおばあちゃんになった時、戦争の体験を誰よりも話せる、そんな人になりたいと思います。

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